今月のことば(2月)

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    「新たな始まり」
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     2011年4月より始まった「親鸞聖人750回大遠忌法要」も、1月16日の御満座を持って全日程が終わりました。
    西嘉穂組からの団体参拝は10月に2班、11月に1班で計450名以上の方が大遠忌の御勝縁にあうことができました。

    私は7月の「子どものつどい 本願寺キッズサンガ」に仏青の小学生と一緒に参拝をさせて頂きました。
    夏の暑い中でしたが、楽しいイベントを通して本願寺や親鸞聖人のことを学んでいけるプログラム、
    各回約2000名ほどの参加者を安全に楽しく過ごせるようにご協力いただいたスタッフの皆様のお陰で素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。

    御影堂は既に750回大遠忌法要の体制で堂内に椅子が備えられていましたが、
    椅子には座らず、床の上に姿勢を正して正座でお聴聞していた子の姿を今でも思い出します。

    1月16日の大遠忌法要御満座終了後に「新たな始まりを期する消息」が発布されましたが、
    大遠忌法要は「賑々しくおつとめして終了」ではなく、新たな始まりでなければなりません。
    それは750年もの間大切に伝えられた教えを今いただく者の責務として、
    しっかりと伝えていくという意識はもちろん、そのための努力や変革も行わなければならないでしょう。

    一方で「伝えていく」ということが非常に難しくなった時代でもあります。
    情報化社会からユビキタス社会といわれ、必要な情報はネットワークを検索して集める時代になりました。
    欲しい情報にすぐアクセスできて便利である反面、人とのアクセス(つながり)は減り、
    「大切に守り抜いてきた人達の姿」はどこかに忘れ去られる時代になっていくでしょう。

    昨年12月、「今年の漢字」として「絆」が選ばれました。絆の大切さを改めて感じる出来事が続いたこともありますが、
    「絆の大切さ」を言わなければならなくなった社会になってしまっていないだろうか、とも感じます。

    社会全体が絆を失いつつある中、様々ないのちのつながりを説いてきた仏教であるからこそ、これからのお寺は「ご縁の大切さを言葉で伝える」だけではなく、「ご縁を作っていけるような、絆を紡いでいけるような場」になれないだろうか、と思いを巡らせています。

    (部門員 西蓮寺/僧侶)



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