今月のことば(11月)

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    勝縁に感謝して

      平成23年3月11日(金)にネパールとインドの仏教遺跡旅行より帰国し、時差と
    疲労で熟睡していると、夕方仕事より帰って来た看護師の娘が「お父さん、日本に
    重大事故が発生しているので、テレビニュースを見るように」と、たたき起こされ
    ました。

     どこのテレビも地震と津波の被害状況を刻々と伝えておりました。そして、福島
    県にある東京電力の原子力発電所に重大な被害が発生していることを伝えており、
    日本国民にとって第二の原爆投下に等しい深刻な事態になっていることが報じられ
    ました。また、地震と津波のニュースは、日本から全世界の人々に送信されました。

     支援は、日本各地からはもちろん、世界各国から救援隊、救援金、救援物資が届
    けられるようになりました。なかでも私の心を打ったのは、旅行の際、飛行機の乗
    り継ぎのためタイのバンコク国際空港から市内のホテルに向うバスの窓から見た、
    点在するスラム街の人々がカンパを集めている姿がテレビで映し出されていたこと
    であり、思わず涙が出ました。また、インドネシアの高官が、「私たちの国民にも
    日本への恩返しの機会を与えて下さい」と記者団に語っている姿は、日本国民が東
    南アジアの人々に行ってきた地道な支援活動が生きていることを、改めて知る機会
    となりました。

     しかし乍ら、まだまだ世界各地で、テロや戦争が続いていることは残念でなりま
    せん。そして、人類が皆んな友人であり兄弟(姉妹)である平和な日が一日も早く
    訪れることが、いかに大切であることかを仏教徒として願う次第です。

     さて、10月13日〜15日までの3日間に亘って京都西本願寺にて親鸞聖人七百五十
    回遠忌法要に参拝する機会にめぐまれました。

     この度の50年に一度の法要の特色は、初めて巡り合った音楽法要、そして、新門
    様・ご門主様の法話を戴きましたが、共通していたことは東日本大震災により被災
    された方々の悲しみを私たち自身のものとして受け止めるようにとのことでした。

     最後になりますが、私は肺ガンの手術後、22年を経過しましたが、3月には無
    事初めての海外旅行で、お釈迦様とのご縁の深い仏跡三名山(霊鷲山・七葉窟・前
    正覚山)に登る好縁にめぐまれました。その上、10月には親鸞聖人の大法要に参
    詣できる勝縁にめぐまれ、生かされていることの幸せを噛み締めているところです。

    (部門員/光妙寺 門徒)



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